2週間ほど前になりますが,
ウオーキングを兼ねて、桜の花見を楽しんでいた人から、
「散策路近くのため池に、白っぽい、ふわふわした固まりが、
沢山見られたけれど、あれはいったいなんですか?」という
問い合わせがありました。
それは、オキナワアオガエルの卵塊ですよ。
この時期、卵を水たまりのようなため池や湿地に
水辺にかかるこずえの先や、
水際の草の陰、土の中などに
卵塊として産み落とすのです。
卵塊は、丸や楕円形がくずれた
メレンゲに似た泡状(大きさ10cmほど)で、
色は白く(少し乾燥すると表面は黄色味を帯びる)、
中に薄い黄色(淡黄色)の卵(大きさ約2.2mm)が数百個入っています。
沖縄では、冬場の寒い時期に、割合雨が多く
オキナワアオガエルは、わざわざこの時期に繁殖します。
きっと捕食者や、餌をめぐる競争者が少ないからなのでしょう。
その後、何度も雨があり幾日か過ぎると、
再度心配そうに連絡がありました。
「白い固まりが消えているのですが・・・。」
雨が降ると白いかたまりが溶け出して、水の中へとオタマジャクシが泳ぎ出します。しかも、オタマジャクシはあの溶け出した泡を食べてしまいます。
だから大丈夫。
それを聞いて、とてもほっとしたようでした。
自然への優しさのあまり、心配していたのでしょう。
非常に印象深い人でした。
自然の不思議さやつながりを理解したとき
人は、自然に対しての優しさや、思いやりがあふれると
私は、いつもそう思うのです。