久米島は、1年中見られる鳥(留鳥)は20種類ほどですが、他の島にくらべ中国大陸に近いことで、渡り鳥や迷鳥が多く飛来します。
そのため、220種類を超える野鳥の記録があります。
野鳥は、生態系の中でとても大切な役割をしています。
果実食であれば、植物の種子を遠くまで運んでいきますし昆虫食であれば、昆虫が増えすぎて森林を枯らすことがないよう昆虫の大発生を押さえるという大切な調整役となるため私たち人間の生活にも大きく影響しています。(もちろん鳥は意識していないと思いますが・・・)。
久米島では晩秋から早春にかけて(寒暖をくりかえし、比較的温暖で雨も多い時期)野菜が多く作られます。
この季節に野鳥が多いことで、農薬をほとんどまかずに野菜の収穫ができることを経験として知っている農家の方も多いはずです。
その野鳥達が、年々減り続けているかもしれないことに私たちは気が付いているのでしょうか。
住みかやエサ場などを確保して野鳥の棲みやすい生態系を維持することやケガや病気などで傷ついた野鳥を保護することは実は必要なことなのです。
けれども、巣立ち直後の雛を巣から落ちた、親からはぐれたと勘違いして捕まえたり、餌の量や質を知らずに餓死させてしまったりと
(死ぬ直前までは元気そうに見えます)野鳥を介護する知識をしっかりと見につけておかないとたとえ善意からの行動であっても、野鳥にとっては大変な不幸になってしまうという事例は数多くあります。
久米島町では、久米島ホタル館を窓口に沖縄本島の獣医師会と連携して傷病鳥の飼養を行なっています。
ケガや病気、衰弱などの状態だけでなく、野鳥の種類や成長の度合いによっても介護の仕方は違ってきます。
そのたびに、私たちは獣医さんと相談し、より健全な対応を心がけているのです。
リュウキュウウグイス
リュウキュウアカショウビン幼鳥
アミハラ14日目の幼鳥