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阿嘉島からのレポート

阿嘉島からのレポート

阿嘉の海、そして世界の海にはまっている。
 
2006年03月05日(日)
今週末は連日快晴で初夏のような暑さでした。段々と暖かくなってきて20度をきることはほとんどありません。雨も2月のように連日降ることもないと思われ、とても過ごしやすい季節です。山は新緑。野鳥の鳴き声も轟くポカポカな時は、幸せ感じますね。水温22度・透明度15〜18m。

久しぶりで地元阿嘉島で潜った。その前はバリで水温28度で阿嘉は22度。6半からしみて来る水がとても冷たかった。

天気が良いから上がってからが、とても暖かくてスーツのままだと汗かいて暑いくらい。
風神さまがご来島しているにも関わらず、この陽気はちょっと異変と言えます。
なにか災いがやって来なければ良いが・・・。
 
座間味村の2つのダイビング協会と渡嘉敷のダイビング協会の3つで様々なルールや相互協力などを目的とした協議会を作る。
これが結構盛り上がっていて、いかにして環境保全をしながら商業利用するか・・・。
保全とはどこまでが保全なのか。
現在、ケラマのサンゴはオニヒトデの食害などによって相当なダメージを受け保全区域以外では健全なサンゴ礁を見ることは難しくなってきました。

これからの沖縄本島近海において、サンゴが育成できるような海に戻していかないといくら産んでも、いくら植えても、あの素晴らしい海は帰ってきません。
浄化作用のある湿地を埋めたり、海岸線の護岸はやめて欲しいものある。
 
先日、ハワイ州の環境保護をちょっと聞きかじったけど長期的展望で観光と環境を考えた開発システムは素晴らしいものでとても羨ましく思いました。
自分の尻尾を食いながら生き延びているようなもので今からでも決して遅くはないので沖縄県も早急に見習うべきだ。
まぁ、地域地域で変わって行けばそのうち全体が動き出すと信じてやってます。

やっとウミウシが増えてきた。っていうか見えるようになってきた?かな。
先日稀なフィロデスミウムを発見し撮影したけどシャッタースピードが15秒という遅い設定になっていたらしくてブレブレのボケた写真になってしまった。。。表紙にしようと思ってたのに。
 
アマミスズメの1cm級があちこちに出現し始めています。
妖しげに輝くメタリックブルーは魅力的です。あぁ、スズメダイが好きで良かった。と思える瞬間ですな。

クジラがドンドン沿岸に寄っていて、久場島で潜っているとウォンウォンと泣き声が絶えず聞こえるので、うるさく思ってきたりする。
実際には遠いところにいたりするから、上がってからクジラ見れるってのはかなりの運が必要です。見ると、デカイし、感動するよね。

また来週。


アミチョウチョウウオ

アミとアミメとベニオこの3種は似ている。アミメとベニオは水中でもそっくりでベニオはくの字になっていることで区別。ベニオは当地でちょー稀で、アミメもそれほど多く生息していない。最近ダイバーはチョウチョウウオ見ないよね。プンプン!

アミチョウチョウウオ


レモンウミウシ

前はキトリナという学名で呼んでいたのでついキトリナと言ってしまうね。3月になり2〜3cmの子供を見かけるようになってきた。この子は触れるとカチカチになったまま戻らないので触れてはなりませんぞ。

レモンウミウシ

 
2006年03月12日(日)
ドンドン春らしくなって来ましたが、沖縄は春を通り越し初夏のように暑くなる。風も南東方面で、気持ちの良い日々が多くなってきました。が、前線や気圧の谷でカジマーイ(風廻り)があり天候が急変するので海上は注意が必要です。日曜日も波高1.5mのベタ凪から急に4mと時化て船が欠航するほどでした。この時期、西の空がどんよりしてきたら速攻で帰りましょう。


古い友人ニイムラさんが7年ぶりにやってきた。友人と言っても阿嘉島に初上陸し、大手総合潜水会社に入った時点で既に良く来るお客だったので、友人というのも変であるが、自分の中では別枠になっている。
またニイムラ氏はハゼの研究家であり魚好きのオヤジは色々と教わったりしていてハゼの先生でもある。港入り口にオニハゼ数種にわたり多数生息していることを知り見に行った記憶がある。様々なポイントに生息するハゼも教えてもらい次第にハゼ好きになっていくのであるが、当時フィッシュウォッチングなんぞ「へぇー、魚なんて見るの?」ぐらいなもんでハゼなんて天ぷらしか思い浮かばないダイバーばかりだった。

ハゼで有名なY氏。当時魚突き名人で通っていて、ニイムラ氏がハゼの写真を撮ったりしているのを見て「そんなもの撮って面白いか?」と言ったという。今や「ハゼのY」。

現在「リバーリバイバル研究所」を主宰し、河川の環境問題のエキスパートである。
そんなニイムラ氏にオニヒトデ被害の酷い場所を見てもらい、オニヒトデ対策についていろいろなご意見を頂きとても参考になった。

オニヒトデに関しては様々な見解があり、ひとつに駆除しないほうが良いというのがある。簡単に言うと、サンゴがオニヒトデに食われて死んでその上から新たなサンゴが着床してサンゴ礁となるので放っておくのが自然だ。というもの。台風、白化などサンゴの死因が皆無な場合サンゴは世代交代や種の拡散が出来にくくなるし、オニヒトデとサンゴの関係は太古の昔から「食ってもらってありがとう」・・・かもしれない。

かもしれないが、商品価値のある場所(ニシハマ、ガヒ島やアゲナシク島周辺等)は生活が掛かっているから、何十年のスパンで壊滅再生する自然サイクルを待ってはいられないので、特定保護区を設けて重点的に駆除しデータの蓄積をしているのだ。

最近内部に駆除活動に参加拒否し、意見も述べずに批判だけしている店があるという。その店も保護区で潜り、サンゴの恩恵を受けて金銭を得ているのに、いかがなものか。

「春濁り」が酷いです。どこへいっても濁っていて、透明度10〜12mくらい。
濁りも変な感じで・・・と感じていたら「春濁りの原因は黄砂」と新聞だかに載っていた。
んー、有り得る。中国からやって来る黄砂って車も黄色くするほど溜まるんだよね。
海くらい濁らせても不思議ではないくらいの量がきているのだな。
悪い空気と共に黄砂もこっちに飛ばされ、境界線も攻められて日本はこれからどうなるの?

また来週。


アデウツボ幼魚

昨年の初夏に出現した体長10cmのアデウツボ。このサイズが見れるのはとても稀なことです。20cmを越すと頻繁に表に出てくるからね。口中が黄色いのが特徴で他種と見間違うことはない。

アデウツボ幼魚


オジロスズメダイの1種

先日全スズ振推薦サイト「LOVE BLUE」を閲覧中にコイツがオジロspと判った。昔間違って図鑑に掲載されていて何だか判らんかった奴。幼魚はとても美しく是非とも探したい逸品だ。

オジロスズメダイの1種

 
2006年03月19日(日)
最近あまり発達しなかった低気圧が勢力を増すことが多くなり、天候の急変が多く見られるようになった。いわゆる「ニンガチガジマーイ(2月風回り)」である。
 先週も書いたが、西側がどんより曇ってきたら警戒が必要で1時間もしないうちに暴風雨となる。暖かい日はツバメが所狭しと飛んでいります。あれってリュウキュウツバメで言うのかなぁ?

あまりTVを見ないせいか、最近海での事故に疎い。協会の会合などで話題になり初めて知ることが多く、知ってからネットで読んだりする。まったくもって、けしからんです。恥ずかしながら、先日の真栄田岬での事故も後から知った次第です。原木資材を積んだ船舶も座礁だかで、ぶっとい木を流しているらしいし、気をつけましょう。

3月はとてつもなく忙しい。17日は愚息竜也が幼稚園を卒園した。ついこの前に入園したと思っていたら、もう卒園・・・。早いなぁ〜。寂しいような、嬉しいような、複雑な気持ちです。4月からの小学校生活に付いて行けるのだろうか?学習机など買っちゃって、本人何だか嬉しそうである。緊張と喜びとが入り混じる不思議な感じで、竜也が精神的にやや不安定で面白い。
 
サンゴ保全協議会のオニヒトデ採取データの提出、座間味村海域保全協議会結成、座間味村と渡嘉敷村3つのダイビング協会の連合会結成式も来週ある。これに卒業合格祝、教員歓送迎会、PTA総会まであるからやっぱり忙しい。この中に本業がないのが最も寂しいね。
 
ダイビング協会の連合会と言えば・・・
那覇の業者が集まって「沖縄・ケラマ保全協議会」とか何とかってのを作ったってね。何でケラマという名前を入れるかネェ〜。何とも不思議です。で、ちゃんと保全しているのかというと・・・していないと言わざるを得ません。那覇近辺の業者が全店入会し、保全について協議するかというと・・・これもNOらしい。なんだよ、ただの世間媒体用売名的仲良し会と言われても仕方ありませんね。

25日は「花とくじらの音楽祭」ですね。ちょっと一息出来ます。名前は知らないけど、いろいろなゲストが来ます。美人サンシン弾きがいたなぁ〜。トリはやっぱり、県産歌手ジョニー宜野湾さ。うりゃはぁ〜。
 
また来週。


フリソデソデエビ

今や一般的人気種となったフリソデエビだけど探すと多くはいないので、やっぱり貴重である。写真の個体は去年撮影のもので片方の振袖が小さくてもう片方は無い状態。4,5回の脱皮で元に戻るらしいけど、その間不自由だね。本年度一発目のガイドネタは、ペアのフリソデエビだった。・・・偶然だよ。

フリソデソデエビ


コシオリエビの1種

このコシオリエビも多数生息しているにも関わらず、図鑑には出ていない種だ。体の横に大きな白点が2こ、左右にある。どこかの図鑑には記載されていのかしら?知っている方がいましたら、ご一報ください。

コシオリエビの1種

 
2006年03月26日(日)
1週間の間に雨降りが2〜3日ある。まるで雨季である。気温も22〜24度で暖かくて、ジメっとして、カビには絶好の環境。本当の梅雨はまだ先なのに、すでに家中カビだらけ。高温多湿は副鼻腔にはとっても良いのにね。赤道付近も高温多湿だけど、沖縄よりサッパリしてる気がするけど、気のせいですかね。。。
ハワイっていいんですってね〜。1度くらい長期的滞在をしてみたいものです。
 

今週最大の出来事は、渡嘉敷村と座間味村の3つのダイビング協会がひとつとなり「慶良間海域保全連合会」が結成された。
この事実は歴史上とても重大かつ重要と認識している。
簡単に言うと、隣近所の家のことは知らん振りしていたけど、隣村のやつらが大挙で押しかけおらが里海で商売をし、里海を散らかし壊すので、協同で里海の保全をして隣村のやつらには遠慮願おうではないか。といことで、遠慮願うには4島でしっかりやろう!ってことです。

これからは、「慶良間」というブランドが面白い。と企画者は語っていた。「石垣」、「西表」と飛び火するのでないかという意見も多数あるそうです。実際にそのようになって行けば「離島」がもっと面白くなりそうで大変結構なことである。

ダイバーの人々や、ノンダイバーの観光の人達、全ての沖縄好きの旅人に、「もう企業作成的低料金流行作り企画に乗るのは、いい加減止めませんか?」と言いたいです。私は、N市近隣ダイビングショップのケラマ行きファンダイブでリピーターになっている人をとてもじゃないけど、信じられません。

陸上は暖かいんだけど、水温がちっとも上がっていかない気がする。3月も終わりなのに22度。場所によっちゃ22度を切ってる・・・まるで1月だ。例年だと23度はあった気がするんだけどなぁ〜。

クジラももう終わりみたいな雰囲気していますけど、まだちゃんと見ていません。。。

ウミウシ多いですね。何故か毎日のようにレモンウミウシを見ている。ムラサキウミコチョウもそうだった。

この時期のものですからね。アマミスズメダイ幼魚と共に毎日見ます。コブシメも毎日。先日はひさしぶりで産卵シーンをゆっくりと観察できて腕の間に卵を挟んで、そーっと産み付ける場面は感動的でした。

また来週。


コブシメの産卵

腕に間に挟んだ卵をサンゴの奥へ産み付けているシーン。メスの体色がやや妖艶になるのは気のせいだろうか?近くには大きなオスがじっと見守っていて男とはこうあるべきだ。と思ったりする。

コブシメの産卵


トゲトゲウミウシ

1年振りくらいに見た気がします。割と稀だけど、年に1〜3回は見る。というちょー稀ではなく、そこそこ稀ってやつでウミウシはその類が多い。良く見ると、美しいウミウシですよ。

トゲトゲウミウシ

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